2023 年 4 月下旬にココナラでブロガー向けのサービスをリリースし、3 ヶ月で「プラチナランク」となった。
プラチナランク到達の条件はいくつかあるが、「直近 3 ヶ月で 10 万円以上」がメインとなる。
ランクを意識していたわけではないが、サービス提供にあたって心がけたことを整理すると 7 つあったので、本ページで紹介していきたいと思う。
「ココナラでサービスを出品したけどまったく売れない」「これからサービスを出品しようと思っている」なら、ぜひ参考にしてほしい。
ココナラで売上を伸ばす 7 つのコツ
01. プロフィールまわりを最低限整える
プロフィールまわりを最低限整えておくと、出品一覧画面で多少優遇される(上位に入りやすい)ほか、信頼度もアップする。
すべて入力するのは手間だが、可能なかぎり項目を埋めておいたほうがよい。
また、ゴールドランク以上の条件に「本人確認」があるから、これは必ずやっておこう。NDA も締結しておくと、たとえ NDA に詳しくない人が見ても「何となく信頼できそう」と思ってもらえる。
自分自身が商品であると考え、他の商品と比較されたときに信頼してもらえるか、という視点で考えてほしい。
おそらく、比較されるときに最も注目されるのは「評価」だ。評価を上げる方法は後述するが、様々な場面で活用できるので、地道に実績を伸ばしていこう。
02. ブランドを統一する
ココナラのアイコンや名前は、できるだけブログや SNS と揃えておいたほうがよい。
ココナラは外部誘導禁止という厳しい規約があり、プロフィールや出品サービスページから自分のブログ・SNS にリンクすることはできないからだ。
ユーザーが勝手に検索してくれるぶんには問題ないから、アイコンや名前を統一しておけば指名検索でブログにたどり着いてくれる可能性がある。
URL を掲載せずサイト名をプロフィールページに表示するのは問題ないようなので、きちんと載せておこう。指名検索が増えればブログ自体の検索評価にも良い影響を及ぼす。
サービス提供にあたっていろいろなアカウントを見て回ったが、ブランドの統一を意識していない人はかなり多い。これは、高単価商品の販売チャンスを逃していることにもなる。
実際、ブランドを統一しておいたおかげで、ココナラで依頼してくれたユーザーが Reinx を見つけてくれて、直接コンサルティング契約を結ぶに至った。ココナラの低単価商品から、高単価のバックエンド商品につながったわけだ。
ココナラはあくまで販売チャネルの一つとして考えておくのがよいと思う。
03. 先に無料サービスを提供しておく
ココナラで出品する前に、Twitter を通して「ブログ診断サービス」を数ヶ月間無料で提供していた。
無料提供していた背景には、以下のような目的がある。
- 自分の実力でどのくらい満足してもらえるかを探れる
- リリース前にサービスの改善点が見つかる
- 実績としてアピールできる
- ユーザーが宣伝に協力してくれるきっかけになる
さらに、ココナラは A8 でアフィリエイトできるから、診断サービスを実際に体験したユーザーが収益目的で記事を書ける、というメリットもある(一部ユーザーには、体験記事の添削も行った)。
いくら無料といえど、「有料でもおかしくない」と思われるレベルで提供しなければ意味がない。実績ゼロからスタートするなら、のちのちのことを考えて先に種をまいておこう。
04. 露骨なアピールをしない
無料提供中もココナラ出品後も、Reinx サイトや Twitter で露骨なアピールはしていない。
個人的に好かないのもあるが、押し売りしたところで逃げるのは当たり前、という理由が最も大きい。
良い商品さえ作れば勝手に売れるわけでもないので、サービスページにリンクはしているし、Twitter で不定期に宣伝することもある。ただ、それはイメージ戦略の意味合いが強い。
要は「何か困ったことがあったときに思い出してもらう」きっかけを作る、ということだ。
たとえば、WordPress エラー・不具合修正サービス だと、ブログでエラーが起きないかぎりだれも利用してくれない。露骨にアピールしたところで、ニーズがなければ売れないし、ただうざい宣伝と思われて終わる。
本当に困ったときに思い出してくれればよいので、適度なアピールを心がけたほうがよいだろう。
※ 商品の内容によっては、露骨にアピールして一気に売り抜く方法もある
05. 迅速に回答する
自由に仕事できる環境であれば、迅速な回答を心がけるだけでも売上につながる。
メッセージ経由の問い合わせ・サービス購入後の初回返信・トークルームでの返信を、ほぼすべて 1 時間以内に回答しているが、それだけで好印象だったという感想を多数いただいた。
複数の出品者に同時に質問しているところを想像すると、だれよりも早く返信するのは大きなアドバンテージになるだろう。
本業や主婦業があるなら、すべて 1 時間以内に回答するのは現実的ではないと思う。それでも、メッセージや質問への返信を後回しにせず、最優先で行えばそれだけ印象はプラスになるはずだ。
評価も満点になる可能性が高い。
06. 公開依頼に提案するときは要望をくみ取る
ココナラは、サービスを出品して購入されるのを待つだけではなく、公開依頼 にこちらから提案もできる。
提案者は他人の提案を閲覧できないので推測になるが、かなりの数を提案しているのにまったく売れない(選ばれない)なら以下の点に問題がある。
- ほぼコピペで提案している
- 見積もり自由の場合は、提案額が高すぎる
- 自分のアピールしかしていない
これは、実際にロゴ制作を公開依頼して感じたことだ。とくに「自分のアピールしかしていない」のは致命的に感じる。
主役は依頼者なのだから、その依頼をどのようにクリアするのかを提案内容に含めなければ弾かれてしまう。
依頼内容が明確ではなくても、先方の要望をくみ取って提案しよう。キーワードから検索意図を考えて記事を書くのと同じだ。
なお、私の場合はここ 3 ヶ月で 37 件提案し、15 件成約している。期日前の依頼や、だれにも依頼せず終わったものも含まれているので、50 %以上の成約率になっていると思う。
07. リピーター確保を考える
ココナラではいろいろなサービスを出品できるが、新規獲得だけで終わるのではなく、繰り返し利用してもらえるサービスも出品するとよい。
コアなファンを数人つかめれば、それだけでゴールドランク以上は簡単に到達できると思う。単価が高ければ、プラチナランクも余裕だろう。
リピーター確保のために、先の「迅速な回答」以外にできることがいくつかある。
- 納品日に余裕をもたせておいて、それより早く納品する
- 丁寧な言葉づかいを心がける(馴れなれしくしない)
- 定期的に細部にわたって報告する
- 先方の意見を否定しない
営業やサービス業の経験があるならどれも当たり前の話だが、話を聞いているかぎりでは、その当たり前ができていない人がかなりいるようだ。
当たり前のことをふつうにやっていれば、ファンは必ずつく。
さいごに
プラチナランク到達のためには「3 ヶ月 10 万円」の壁があるが、分解して考えればそう無理な数字ではない。3,000 円の低単価商品でも、月に 11 本売れば達成できる。
また、ご覧いただいたように、完全極秘の特別なノウハウがあるわけでもない。当たり前のことを地道にやっていけば、自ずと売れていく。
ブランド統一の部分で少し触れたように、ココナラをフロントエンドとして考え、バックエンド商品を用意しておくのもよいと思う。指名検索以外にバックエンド販売に至った事例もあるので、機会があれば共有する。